描いた未来に彼がいない。
あれからいくつかの時が過ぎた。
前回投稿したブログに、たくさんの方が目を通してくださったようで自分でも驚いている。
私は相も変わらず、今もまだ彼がいなくなってしまったジャニーズというカテゴリから離れられずにいる。時の流れに身を委ねる中で、時間というものはすごい力を持っていることに改めて気付かされた。
気持ちに整理がついた。はずだった。
「ジャニヲタを辞める」何度もそう言い聞かせたはずなのにどうしても足を洗うことができず
昔応援していた子をもう一度応援しよう
そう心を決めた矢先のことだった。
今回もまた、噂から始まった。
5人が7人になる―。
悔しいけど今回も噂は現実だった。
彼が大好きだったグループの大好きだった5人と初日で「ゲスト」と紹介された2人が加わった7人。最終日にはメンバーになる方向で紹介された。らしい。
Twitterの140文字から伝わってくる手探り感。
ついこの間まで別の舞台に立っていた2人が、5人のレベルで魅せてきたと、風の噂で聞いた。
私はもちろんその場にはいなかったけれども、そのパフォーマンスは想像を超えているんだろうと悔しくなる。
いつか、嫌でもそれを目の当たりにする日がくるのだろうか。
どんなに願っても彼は戻ってこない。だとしたら5人だろうが7人だろうが関係ない。そんなことに拘る必要はない。ただ彼らを応援していきたい。自分で出した答えに涙するほど彼が大好きだったグループを、彼がいた証でもあるグループを、これからもずっとずっと応援していきたい。
誰も嫌いじゃない。
誰も悪くない。
嫌なことなんてひとつもない。
残されたメンバー(という言い方が正しいのか否か分からない)が自分たちで選んだ今を、新しい形を、これからの挑戦を、誰も否定することはできない。
ただ私の心があの時と同じようなざわつきと、苦しさと、切ない気持ちを抱えているのは、そこに「彼がいない」それだけなんだ。
みんなの輪の中に、ムードメーカーの彼がいないことがたまらなく寂しい。
彼が汗を流してやり切った一曲一曲を違う形で仕上げていることがたまらなく悔しい。
頭では分かっていても心が、ってこう言うことなんだなあって。
今どこで何してるかなって、そればっかりが頭をよぎる。
辛い思いはしてほしくない。
彼に降りかかる予定だった災難は私に回ってきてほしい。
どこかであの笑顔で笑っていますように。
今日も幸せだったなって思って1日を終われますように。
あの時よりひとつ大人になった彼を、私はどこまで子供扱いすれば気が済むのだろうか。
―あの日描いたグループの未来に彼がいない
それだけが本当に心残りだけど、でも、今よりもっと、彼がいた頃よりももっとかっこよくなるであろう7人の未来に期待を膨らませてしまう。
前だけを見て歩き続ける彼らをきっと、私はもっと好きになる。